健康

眠りたいのに眠れないとき、どうしたらいい?

眠れないときに試すことができる方法って?

くあちゃん

「眠れない」って、生きていく上で想像以上に深刻な困難を抱えた状態だと思うよ。まずは一応、一般的な方法から紹介しておくね。

以下に、よく使われるいくつかの方法を紹介します:

  1. リラクゼーションテクニック:
  • 深呼吸: ゆっくりと深い呼吸をすることで、リラックスを促し、心を落ち着かせることができます。
  • 瞑想またはマインドフルネス: 心を穏やかにし、現在に集中することで不安や緊張を和らげます。
  • プログレッシブ筋弛緩法: 体の一部分ごとに筋肉を緊張させてからリラックスさせることで、全身のリラクゼーションを促します。
  1. 生活習慣の改善:
  • カフェインやアルコールの摂取を控える: 眠る数時間前には摂取を避けましょう。
  • 定時に寝る: 毎日同じ時間に床に就くようにして、体内時計を整えます。
  • 昼寝を短くする: 昼寝をしすぎると、夜の睡眠に影響を与えることがあります。
  1. 快適な睡眠環境を作る:
  • 寝室の環境を整える: 暗く、静かで、涼しい環境を保ちます。
  • 快適な寝具を選ぶ: マットレスや枕は快適なものを選び、リラックスできる環境を作ります。
  1. スクリーンタイムを減らす:
  • 電子機器の使用を控える: 寝る1時間前にはスマートフォンやパソコンの使用を控え、ブルーライトの影響を避けます。
  1. 身体を動かす:
  • 定期的な運動: 定期的に運動をすることは睡眠の質を向上させる効果がありますが、就寝直前の激しい運動は避けましょう。
  1. 食事に注意する:
  • 重い食事を避ける: 就寝前の重い食事は消化に影響し、睡眠を妨げることがあります。
  1. 就寝前のルーティンを作る:
  • リラックスできる活動をする: お風呂に入る、読書をする、静かな音楽を聞くなど、リラックスできる活動を就寝前に行うことで、睡眠への移行をスムーズにします。

これらの方法を試しても改善されない場合は、睡眠障害が原因の可能性もあるため、医師に相談することをおすすめします。

くあちゃん

「眠いのに眠れない」「寝たいのに眠れない」って、こんな程度のことで改善される…?てかさ、この記事読んでみよーなんて思う人はたぶん既にこんなことで改善されるレベルの”眠れない”って状態じゃない気がするよ…。

“睡眠障害”ってなーに?

睡眠障害とは、睡眠の質、タイミング、量、または睡眠に関連する行動に影響を及ぼす健康問題のことを指します。これにはさまざまな種類があり、それぞれ原因や症状、治療法が異なります。主な睡眠障害には以下のようなものがあります:

  1. 不眠症(Insomnia):
  • 眠りにつくのが困難、または維持できない、早朝に目が覚めてしまうなどの症状があります。不眠症は一時的なものから慢性的なものまであります。
  1. 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea):
  • 睡眠中に呼吸が一時的に停止したり、非常に浅くなることが何度も繰り返されます。これには obstructive(閉塞性)、central(中枢性)、および complex(複合性)睡眠時無呼吸症候群の三種類があります。
  1. レストレスレッグス症候群(Restless Legs Syndrome, RLS):
  • 主に夜間に脚に不快感や強迫的な動かしたくなる衝動が生じる状態です。これにより、眠りにつきにくくなることがあります。
  1. ナルコレプシー:
  • 日中の突然の過度の眠気や、睡眠発作、筋肉の緊張の喪失(カタプレキシー)などを特徴とします。
  1. 睡眠行動障害:
  • 睡眠中の異常な行動を伴うもので、夢遊病やREM睡眠行動障害(RBD)などが含まれます。
  1. 概日リズム睡眠障害:
  • 体内時計(概日リズム)が乱れ、通常の時間に眠ったり目覚めたりすることが難しい状態です。

これらの障害は、生活の質の低下、日中の機能の低下、気分障害、記憶障害、さらには重大な健康問題のリスクを高める可能性があります。もし睡眠障害が疑われる場合は、医師に相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。医師は睡眠の評価、必要に応じて睡眠検査(ポリソムノグラフィー)を行うことで、状態に応じた治療計画を立てることができます。

くあちゃん

ひとくちに”睡眠障害”って言っても、いろんな種類があるんだね…!睡眠障害かどうか、自分で判断できるようにチェックリストをば。

睡眠障害自己チェックリスト

これは医療の専門的診断に代わるものではなく、睡眠障害の可能性を見極めるための一般的なガイドラインとしてお使いください。

1. 睡眠の質と持続性に関する質問

  • 眠りにつくのに30分以上かかることがよくある。
  • 夜間に何度も目が覚める。
  • 夜中に目が覚めた後、再び眠るのが難しい。
  • 朝早く目覚めてしまい、もう一度寝付けない。

2. 日中の症状に関する質問

  • 日中の眠気や急に眠りに落ちることがある。
  • 日中のエネルギーが低いか、疲れやすい。
  • 仕事や日常活動に集中するのが難しい。
  • 学習能力、記憶力、判断力が低下していると感じる。

3. 夜間の行動に関する質問

  • 睡眠中に呼吸が止まる、または息が苦しいと言われたことがある。
  • 睡眠中に夢遊病のような行動をとる。
  • 脚がむずむずする、または夜間に不快感がある。

4. 気分や健康状態に関する質問

  • 睡眠の問題が原因で、気分が落ち込んだり、イライラしやすい。
  • 家族や友人に睡眠の問題を指摘された。
  • 睡眠の問題が持続し、日常生活に影響を与えている。

5. その他の要因

  • アルコールやカフェイン、薬物、薬を摂取して睡眠の問題が生じている。
  • 不規則な勤務スケジュールや時差ぼけなど、生活リズムの変化が睡眠に影響を与えている。
  • 体重増加や他の健康問題が睡眠の質に関連しているように感じる。

6. 総合的な評価

  • これらの問題が数週間以上続いている。
  • 睡眠の問題に対処するために自己管理を試みたが、改善が見られない。

チェックリストの多くにチェックが入った場合は、専門家に相談を検討してください。睡眠障害の兆候が見られる場合は、医療専門家に「一刻も早く」相談することが重要です。

眠れない→体が疲れる→心が疲れる→眠れない→…という悪循環は、「心を病む」典型的な例だと思います。

ちなみに、適切な睡眠時間って平均的にどれくらいなの?

適切な睡眠時間は個人差が大きいですが、一般的には年齢によって異なります。アメリカ国立睡眠財団(National Sleep Foundation)などの専門機関が提供している年齢別の推奨睡眠時間は以下の通りです:

成人までの推奨睡眠時間

  • 新生児(0-3ヶ月): 14-17時間(24時間のうち)
  • 乳児(4-11ヶ月): 12-15時間
  • 幼児(1-2歳): 11-14時間
  • 幼児期(3-5歳): 10-13時間
  • 学童期(6-13歳): 9-11時間
  • 青少年(14-17歳): 8-10時間

成人の推奨睡眠時間

  • 若年成人(18-25歳): 7-9時間
  • 成人(26-64歳): 7-9時間
  • 高齢者(65歳以上): 7-8時間

睡眠の質も重要で、単にベッドにいる時間が長いだけでは十分ではありません。深い睡眠を得られるかどうか、途中で目が覚める回数が少ないか、起きた時にリフレッシュされているかなどが、健康的な睡眠を判断するための重要な指標です。

一部の人々は「短眠者」と呼ばれ、6時間未満の睡眠でも十分なパフォーマンスを維持できることが知られていますが、これはごく一部の人に限られます。また、「長眠者」と呼ばれる人々は、9時間以上の睡眠を必要とすることがあります。

適切な睡眠時間は、個人のライフスタイル、健康状態、睡眠の質、日中の眠気の有無など、様々な要因によって左右されるため、一概には言えません。自身の体調やエネルギーレベルを観察しながら、最適な睡眠時間を見つけることが大切です。

くあちゃん

個人的な意見だけどさ、なんか最近「眠れないなあ」って思った時点でもう何かしら手を打った方がいいと思うよ。仮に睡眠障害だったとして、早期に治療開始しておけば…なんてことは容易に想像できるし、ホントに心を病んでしまったら、睡眠以上に深刻で生活に影響する病気になってしまう可能性もあるよ。そうなったら、それこそ治療は長期にわたってしまう危険性だってあるもん。みんな、ぐっすり寝てね。

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